2023/06/08 19:57

2023 NEW ITEMのご紹介!

今回は、「アーチの振り子時計」の制作の裏話をお届けします。

インターゼロといえば【レトロな振り子時計】ですが、今回の「アーチの振り子時計」はアーチ型の窓や2重のアクリル、立体感のある文字盤、異素材などといった今までにない要素を取り入れ、カタチや素材の組み合わせによって、トレンド感のある仕上がりを目指しました。
時計全面、そして内側のストライプという、2重にあしらったアクリルは、実際に目にするととても高級感のある仕上がりで、ストライプのアクリルとその奥で揺れる振り子がとても綺麗に映ります。
また、小ぶりなサイズのMDFの本体上下をオークの無垢材で挟み、コンパクトな丸い文字盤をのせることで、時計全体が間延びせず立体感のある印象になっています。



今回苦労したことの一つは、理想のグレイ、理想のブラウンを出す事でした。
特にグレイの色は、一口にグレイといっても青に近いグレイなのか、茶に近いグレイなのかなど、少しの違いでかなり印象が変わります。
web上の物であれば色配合を細かく指定することが出来ますが、塗装となるとそうはいかず、なかなか思い描いたカラーを出すことができませんでした。
また、カラーだけではなく、文字盤のイメージもなかなか固まらず、可愛すぎてしまったり、レトロになりすぎてしまったり・・・。
素材はMDFにするのか、それともシナ材にするのか、どんなフォントをつかうのか、何色にするのかなど、何度も試作を重ね、完成したのがこの「アーチの振り子時計」です。



針のデザインもまた今回のこだわりポイントです。
インターゼロの時計は針も日本で作られています。
時計の針は、小さくシンプルなパーツですが、針を製造するための型は、専門の職人が特殊な機械で作っているため、どこでも作れるというわけではなく、後継者不足などで年々減少し、今やわずかな数の工場しかありません。
たくさんの形の中からしっくりくる針を探すのですが、変わったデザインの針は商品に落とし込むことが難しく、気が付いたら似たような顔の時計に・・・という悩みに直面しがちでした。
今回もまた頭を悩ませながら色々な針を試し、新しいデザインの針を採用しました。
短針の丸に見える部分は三日月がモチーフになっており、6時になると中心の鳥のマークが月の中にすっぽり収まるようにデザインされています。


色、形、針、細部に至るまでたくさん悩んで、完成した「アーチの振り子時計」。
凛とした佇まいに、どこか愛らしいこちらの時計を是非、お部屋にお迎え頂けると嬉しいです。



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